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【富士宮・カーサブランカ】作品が暮らしの一部に感じられるギャラリー

東京から静岡・富士宮市に移住した男性が、自宅にギャラリーを開設しました。ある企画展のテーマは「パンと食卓」。実際に食器を使っているイメージを抱かせる展示方法が、作品をより身近にしてくれます。

富士宮に移住しギャラリーをオープン

オーナーの佐藤吉法さんは東京出身。都内のイベント会社や建築関係の会社で働いていました。

仕事はやりがいもあるものの、毎日遅くまで働き、この働き方でいいのだろうかと疑問を抱くようになりました。

カーサブランカ・佐藤吉法オーナー

そんな時、仕事でハンドメイド作家のクラフトフェアに携わり、そのこだわりや思いが詰まった作品に引かれました。

「作品をもっと身近な物にしたい。生活の中にもっと取り入れてもらいたい。そのお手伝いをしたい!」と考えた佐藤さん。

東京育ちで田舎暮らしのへ憧れもあった佐藤さんは、妻の実家がある富士宮市へ移住し、自宅兼ギャラリー「CasaBlanca(カーサブランカ)」を構えました。

広々としたギャラリー

企画展「パンと食卓」

カーサブランカは、4月に「パンと食卓」という企画展を開きました。

静岡県内の作家の食器をメインに、土日は作品を眺められる場でフードやドリンクを提供。予想以上の反響があったそうです。

食卓の一コマを再現したような展示

作品が日常生活の中に溶け込むような展示になっていて、お皿にハーブが乗っているなど、見せ方が新鮮です。

展示会は定期的に開催しているので、駐車場の案内などと合わせてインスタグラムで確認してください。

【もっと詳しくみる】カーサブランカのインスタグラム

ギャラリーが開いている企画展やイベント時は、“のぼり”が出ています。

「夜喫茶」で静かな自分時間を

静かな場所にあるギャラリー。その、のんびりとした雰囲気を生かし、自分のための時間を過ごしてリフレッシュしてもらいたい。

そんな思いから「夜喫茶」としてギャラリーを開放するイベントも開催。

コーヒーやパンを用意し、夜の自分時間を好きなように過ごしてもらったそうです。

また作品をもっと身近に、生活の中に取り入れてもらいたいと、クラフトフェアやイベントなども企画していきたいそうです。


カーサブランカ・佐藤オーナー:
作家さんの作品をもっと身近に感じてもらいたいと思います。実際に使ってみる場もあったらいいですよね。地元の作家さんも応援したいと思います

優れたクラフト作家の作品が、ギャラリーをきっかけにして、もっと多くの場所に旅立っていく。そんな場になっていきそうです。

■店名 Casablanca
■住所 富士宮市杉田1220-7
■営業時間 イベントごと変わります
■問い合わせ casablanca.fujinomiya@gmail.com

取材/KAORI

山形県出身。福島県福島市、京都府舞鶴市、神奈川県横浜市と引っ越しをし、現在は静岡県富士宮市在住。3人の男の子の子育てに奮闘しながらも、料理やアロマ、ライターなど、自分の好きなことをきままに活動中。